自源流の伝授体系
【自源流の伝授体系】
天眞正自源流兵法の伝授体系は、天眞正自源流兵法中興の祖となった第22第師範家の溝口一重一心斎(1713~1795)が制定した五段階の階級制度です。
一心斎は、開祖瀬戸口備前守が制定した階級制度を段階毎に整理編纂された五段の傳位制度を確立しました。
初段之位、初傳/准免許初目録
二段之位、中傳/准免許中目録
三段之位、奥伝/免許皆伝奥目録
四段之位、綜傳/免許皆傳綜目録
五段之位、无空/秘碌綜傳全目録
現在は上記五段階により傳位伝承体系が確立されています。
◆傳位階級相傳・三年間沈黙之掟◆
天眞正自源流兵法の傳位階級の允可制度は、古来より厳格を極めて来ました。
その証は、500年以上に渡り、流史に厳守されて来た【三年間沈黙之掟】に由来しています。
傳位継承者は、流儀の規範として、傳位継承の指名を受けてから、三年の期間を黙々と修行しなければなりません。
そして、無事に三年間の修行期間を終えた者だけが、晴れて【傳位継承】の儀に臨む事が許されます。
この【三年間沈黙之掟】は、例え次代継承者を指名された者であっても遵守されるべきものである事は言うまでもありません。
昭和39年に創立された初代浅草尚武舘武道場に於いては、日本伝統の古武道として初めての段位称号制度が、名誉総裁賀陽宮恒憲王の進言により採用され、現在も天眞正自源流兵法一門會に継承されています。
● 段位は、初段より八段までの八段階です。
● 称号は、剣士、練士、教士、範士までの四段階です。
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【昭和39年以後の傳位者】
◆ 初傳/准免許初目録
名誉五段御流儀総本部名誉顕彰授与
前 田 玄 顕 院 (故人)
准正師範自源流殿中長刀術師範
大 島 麗 心
練士五段 御流儀総本部師範
達 崎 蓮 眞
練士五段 御流儀総本部師範
【志伝流創始代表師範】
青 木 椿 和
練士四段 御流儀総本部師範代
大 山 毅 心
練士四段 御流儀総本部師範代
吉 田 誠 信
練士四段 御流儀総本部師範代
楕 笥 千 加 士
◆ 中傳/准免許中目録
教士六段 御 流 儀 総 本 部 師 範
篠 原 浄 心
教士七段 御 流 儀 総 本 部 師 範
【神奈川支部代表師範】
徳 永 宥 斎
教士七段 御 流 儀 総 本 部 師 範
上 野 景 宗
教士七段 天眞正自源流兵法主席師範
安 田 頑 心
◆ 奥伝/免許皆伝奥目録
名誉八段 御流儀総本部名誉顕彰授与
廣 田 凛 心 院 (故人)
範士九段 御 流 儀 名 誉 総 裁
髙 橋 悟 心
範士八段 天眞正自源流兵法主席師範
内 記 巌 心
範士八段 天眞正自源流兵法主席師範
【鐵心會東京本部代表師範】
原 鐵 心
教士七段 天眞正自源流兵法主席師範
窪 田 明 心
◆ 綜傳/免許皆傳綜目録
範士八段 天眞正自源流兵法最高師範
杉 村 碧 峰
◆ 无空/秘碌綜傳全目録
天眞正自源流兵法、嫡流14世、第二十八代綜師範
上 野 景 範
天眞正自源流兵法、嫡流15世、第二十九代宗家
上 野 童 心
◆ 新流派允可創始者
● 柳心自源流 初代宗家 河 端 柳 心 【免許皆傳綜目録】
● 柳心照智流 弐代宗家 矢作柳心 【免許皆伝奥目録】